ノギスは様々なシーンで活躍

外形や内径など多種多様な測定ができます

ノギスは外形や内径、深さや段差などの各測定を1台で行うことができます。汎用性の高い計測機器で、業務で加工しているプロには必需品です。DIYでの金工作業にも利用することができ、様々なシーンで使用することができます。所有していると便利に使うことができ、ノギスは検査対象物について外形寸法や内側寸法、段差や穴、溝の深さを確実に把握することが可能です。特に現場で利用されることが多く、機械加工時などに寸法通りに加工ができているかや、タップを開けるピッチ測定などに活用することができます。最小計測可能範囲はメーカーよって異なりますが、一般的に0.05mm単位で測ることが可能です。定期的な校正が必要になるので、JCSS校正を利用する企業は多いです。

いろいろなタイプがあり、標準型ノギスの場合計測値を本尺やバーニアの両方を利用して読み取り、最小計測単位は0.05mmのものがよく使われています。100mm～300mmが一般的な長さで、1000mm計測が可能なタイプもあります。計測範囲が大きくなると10万円以上というものもあり、さまざまな現場で活用することが可能です。デジタル型ノギスの場合、標準型のスライドに液晶画面を搭載しており、値をデジタル表示することができます。最小計測単位は0.01mmが多く、精度の高い計測を実現することが可能です。モデルによってソーラー電池式などもあり、ボタン電池を使用しなかったり防水防塵機能があるタイプも購入することができます。ダイヤル型ノギスの場合、標準型にダイヤルゲージを採用したモデルです。ラックやピニオンギアを搭載していて、デジタル型と同じような計測精度を備えています。微動ねじを搭載したタイプもあり、ダイヤル型は構造上ゴミやホコリが内部に侵入しやすいので注意が必要です。

校正証明書を管理することができます

ノギスは定期的な校正が必要になりますが、JCSS校正を利用するといろいろなメリットがあります。国家計量標準とのトレーサビリティを確立することができ、第三者に対して信頼性を示すことが可能です。ISO/IEC17025に適合する校正証明書を発行しており、証明書を持っていると顧客監査や第三者審査時において提示することができます。国家計量標準と計量計測トレーサビリティについて立証するのが簡単になるので便利です。例えば監査時において審査員にノギスは国家計量標準とトレーサビリティが取れているかと質問されることがあります。そのような場合、JCSS標章付校正証明書を見せると、トレーサビリティを証明することが可能です。品質管理に有効的で、品質管理に正確なノギスが必要な場合、ノギスの測定値がどのぐらい不確かさを持っているか把握することが重要です。JCSS校正を実施したノギスは校正時の不確かさも明確になっているので有益です。